2006年05月31日

その先へ、もうすこし

前回の日記後、いろんなメールを頂いた。
そのほとんどが、私には届いているよ、というものだったけれど、

そんな多くを求めなくてもいいじゃないか、君が望む誰かと、君を望む誰かに届けばいいじゃないか、そんな意見もあってー


そして、磔磔。レコ発だった。

例によってあまり覚えていないのだが(ところどころ間違い、音を外し、声を嗄らしたのは覚えている)、

伝える、届ける、そのことをいつもより強く、想っていた。

ライブがCDと違う決定的な要素として、
観る側が、演奏する側と向き合ってくれること、というものがある。


お客さんと、
大好きなエレキベースのメンバーと、
「OKOME」の話がなければ出会うことのなかったキースという人と、
磔磔とー

あの夜、あの場所にいた80人が(そしてあの建物に住む神様が)、
僕のうたを聴いてくれる。それだけで充分だった。

セットリスト

本編
1.月曜日
2.詩月
3.春を待つ
4.ラプソディ
5.背中
6.真冬の兎

アンコール
雨の街(朗読)
夕暮れの街



ゆーきゃんのうたは、
ストレートな感情移入や共感を要求するものではない。
世界観をことばにして、いくつかの景色を描き出す。

best friendsの演奏は素描にさまざまな色彩を施してくれて、僕はその中でゆっくりと、息をするように筆を走らせればよい。

ことばが音楽となり、
音楽がことばとなる。
そしてふたつがひとつの世界にー
その瞬間を信じていればよい。
ほらその瞬間はとてもすばらしいでしょ、と、
みんなに見せてあげればよい。

それで、伝わる。


たぶん何千人を目の前にしても、何十人でも、同じだと思う。
数の問題ではなくー
伝える術を持っていて、届けるべき相手が居る。
音楽によって世界を繋げることができるし、
音楽によって世界と繋がることができる。
僕は幸運だったと思う。
その幸運を抱き、その幸運を信じて、
もう少し進んで行ける気がした。





それにしても、自分で読み返すにつけ、前回の文章の弱り具合は、つくづく情けない。消すことも頭をよぎったけれど、せっかくメールをくれて、アンケートにもコメントを書いてくれたみんなへの感謝と自戒の念を込めて、残しておくことにする。



さて次は大阪。レミ街とのダブルレコ発だ。
(実は岩崎愛ちゃんも同じ発売日だったのだけど・・)
一人でも、CDを聴いて、気になって来たという人が居てくれたらいい。
あの猫のジャケットがまるで招待状のように、ゆーきゃんとの出会いに誘ってくれたらいい。

ちなみに、ゆーきゃんwith his best friendsはこの後しばらく関西でのライブがない(曲づくり、レコーディングに入る)。きっと良いライブをするのでぜひ観に来て欲しい。
posted by youcan at 09:48| Comment(395) | TrackBack(199) | 日々、時々雨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月27日

世に問うこと

CDが発売になって、
一昨日、昨日と京都大阪のCD屋さんをまわって来た。


京都はタワーレコード京都店、TSUTAYA西院店では大きく試聴機展開もされていた。ほんとにありがとうございます。ラジオでのエアプレイや雑誌のレビューもこれからようやくあるみたいなので、一人でも多くの人に興味を持ってもらえたらいいな。


大阪は・・・厳しかった。弱小レーベルのスプリット盤はなかなか売るに厳しいという判断だろう。
でも、発売前もちゃんと挨拶に行ったのだけれど・・・
いや、だからこそ入れてくれたのだと思うことにしよう。どのお店も、仕切り板まで作っていてくれたのだ。
「ひかり」も入っていた。自分の作品に商品価値が認められていたと思うと、ほっとする。


応援してくれるひと、認めてくれるひとへの恩返しは、やはり、成功することしかないのだろう。
どんなに内容に自信の持てるものを作ったところで、誰のもとにも届かなければ屑同然なのだろう。
今はそう思う。


そういえば、
HOOK UP RECORDの店長さんとは、しばらく話し込んだ。
彼はずっと前から僕のライブを何度かみたことがあったそうで、いわく、ゆーきゃんは人の目や、人気や、評判なんていうことは全く考えないでやっているように思っていたそうだ。


理想は、そう。
しかし僕は弱い人間だ。
どちらにも割り切ることは、なかなか出来ない。


うたを歌いたいだけと言いながら、
人前でうたい、CDを作り、
なんとかして聴いてもらおうとしている。
できるだけ多くの共感と理解を求めながら、
それでも結局は誰のために歌っているのか・・?

僕は、問い続けるだろう。


ランボーも、ゴッホも、
誰にも歩み寄る必要のない天才たちはそれゆえに孤独で、瞬間の幸福と日常の不幸を直滑降で往復し、
それゆえにランボーは詩を捨て、ゴッホは生を捨てた。

僕は天才ではなく、不幸ではなく、孤独ではなく、
だから、なんとかして君に歩み寄ろうとしている。
詩も生も瞬間の幸福も捨てられないままに、
なんとかして君も一緒に来てくれたらいい、と思っている。


OKOME、買ってくれた人ありがとう。
これは風景描写で、独白で、手紙だ。
目をつぶって、その次は目を開いて、聴いて欲しい。
ヘッドホンで、スピーカーで、聴いて欲しい。
グルーヴやアンサンブルに包まれた、ひどく断片化したことばたちを捕まえてみて欲しい。


そして明日は京都、6月10日は大阪、7月8日は東京でレコ発。CDを聴いて面白いな、と思ったひとはぜひどうぞ。

posted by youcan at 08:09| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月19日

交換日記⇔インタビュー

京都市内で配付されているフリーペーパー"SCRAP"の企画で、
SCRAPとゆーきゃんの往復書簡BLOGを始めました。
「詩月の往復書簡」と題して、
"OKOME"にまつわる話をあれこれしてみたいと思います。
どうぞアクセスしてみて下さい。

http://shigatsu.buzzlog.jp/


なおこのBLOGは一週間限定更新の予定です。抜粋が6月1日配布開始のSCRAP紙面に掲載されます。
posted by youcan at 06:13| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月16日

ウルトラマリン

桜草が美しく揺れ
丘の上 風は春
僕らはまるでほとんど無力で 裸足の夢を走らせるだけ
リヤカーいっぱいに勝利と敗北の旗を積み上げ
歯止めの利かぬ坂道を加速度的に転がって行くだけ
罪を午後に託し
傷だらけの青空を見ては
どこにもない砦のことばかり話している
そこには世界中のあらゆるコンサートホールよりもラッパの音が高らかに誇らしく響く見張り台があり
世界中のあらゆる原子力発電所を集めたよりも強く未来を担うエネルギーを放つ炉があり
世界中のあらゆる孤独な夜明けを収集することのできる地下室のガラスケースがある
未公開の歴史の場面をコンパイルしたフィルムがありその最後はいつも空白で
プラネタリウムから切り取って来たような星空を見せてくれる決戦前夜がありその最後の記憶はいつも曖昧で気が付けば朝を迎え
砦が陥落しそうなまさにそのとき地平線の向こうに見えるあの騎兵隊のぴかぴかに光った銃が最後まで打ち倒せなかったものはいつも同じ憂鬱で
そして君はそこでようやく旅の任務を知り 旅の仲間を知り
旅の意味を知るのだと嬉しそうに笑う
そして煙草に火をつけようとして どうしたわけか止め−
押しボタン式信号を待つ日常を
もどかしそうにいとおしそうに噛み締めたりしている

ねえその一瞬に交差した存在と非在の火花をを誰が見ただろう
神様か この街に古くから住む天使か
そのモノクロの視界に君の他愛無い花火はどう見えたのだろうか


丘の上に今日吹く風は春
桜草が揺れ ウルトラマリンの蝶が低く舞う
相変わらず僕らはまるでほとんど無力
焦茶色の虎猫がウルトラマリンの瞳にやっぱり同じ世界を映している
posted by youcan at 04:26| Comment(1) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

OKOME vol.3 先行発売!

"OKOME vol.3"、5/24のリリースですが、先行発売をします。

購入可能店舗は、

ART ROCK No.1(京都市中京区麩屋町通三条下る白壁町442 FSSビル4F)
http://www.artrock-1.com/

ガケ書房(京都市左京区北白川下別当町33)
http://www.h7.dion.ne.jp/%7Egakegake/


の2軒です。(お店の方のご好意により先行販売させていただくことになりました。ありがとうございます。)

なお、数量には限りがありますのでどうぞお早めに。
よろしくおねがいします。
posted by youcan at 03:01| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

LIVE JUNKを終えて

まずは来てくれた皆さんどうもありがとう。
そして出演者の方々の素晴らしいパフォーマンス、一緒に頑張ったLimi-EX飯田君とDJ colaboyこと森田君、そして僕らの至らなさを限りなくフォローしてくれたスタッフの皆の温かさに感謝する。

雨が降り込める西部講堂で、ビーチサンダルの足を泥だらけにしながら駆け回った。
五月にしては肌寒い一日だったけれど、僕らは貪欲なまでに音楽を求め、刺激を求め、喜びを求めて飛び跳ね、踊っていた。

音源では聴いたことがあるけれど、初めてライブを観るアーティスト達、普段は異なったフィールドで活動しているアーティスト達と一緒に演奏できたことは、ひとりの出演者としても、非常に良かったと思う。

それにしてもここ最近の無理がたたったのか翌日は悪寒と頭痛に悩まされ、スタッフの皆が掃除や後片付けをしてくれている傍らで僕は寝込んでいた。みんなごめん。今日は随分ましになって最後の機材返却をすませたよ。

あら恋 meets ゆーきゃんのセットリスト。

1.よく眠る
2.ハンドル
3.背中
4.地下鉄四番出口のひまわり
5.カナリヤ
6.摩天楼


このユニットでの次回ライブは7/9、磔磔。新曲もいくつか披露する予定でいる。暫く間が開くけれど、どうかいまからチェックしておいて下さい。


LIVE JUNKはシーンの起爆剤になったか。僕にはまだ分からない。けれどWHY?の来日にあわせて仕掛けられたひとつの企みが、
眠り爆弾のように街に潜み、いつか世界を震撼させる力をもたらすかもしれない。その力の破片を僕は僕自身の中に感じる。これはそのくらいのイベントだった、はずだ。

posted by youcan at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々、時々雨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月10日

イベントのこと

今週土曜日に、西部講堂でイベントをする。

悪だくみの盟友、Limited Express(has gone?)の飯田君と、dj colaboy、そして僕が中心となって、アメリカはanticonのバンド"WHY?"の来日公演にあわせて企画したイベント。

日本勢も、とにかくもの凄いメンツで、革新的で核心的な個性が
炸裂している感じ。ボロフェスタの斬新なブッキングのエッセンスを抽出したようなまったく新しいフェスティバルだと思う。

僕はあらかじめ決められた恋人達へとのコラボレーションユニットで出演するけれど、ほかの出演者を知っている人はもちろん、知らない人も、どうか、期待を大にして遊びに来て欲しい。きっと損はさせないから!


livejunk.jpg
LIVE JUNK'06
-WHY?来日公演 meets Borofesta-

日時
2006年5月13日(土)
OPEN/13:00 START/14:00  〜CLOSE/21:00

会場
京都市左京区 京大西部講堂および講堂前広場特設ステージ

主催
LIVE JUNK
Supported by
nishiki-ya,MAP

出演アーティスト
WHY?(from USA)
Struggle For Pride
鈴木 祥子
Limited Express (has gone?)
降神
idea of a joke
DODDODO with DJ MIGHTY MARS
のうしんとう
EarMadder&GEBO feat.TAQUILACCI,RAW,ABNORMAL BULUM@
ゆーきゃん meets あらかじめ決められた恋人たちへ
bed
live painting 戸田真樹(Temple ATS)
DJ KILLER

料金
前売り 3000円 当日3300円(1ドリンク代別途)

チケット 
nishiki-ya HP内
ローソンチケット Lコード/59255
チケットぴあ Pコード/229-239
Jet Set京都店
TSUTAYA西院店
ゆーきゃんのホームページでの取り置きも受け付けます。

official HP
http://www.nishiki-ya.com/

posted by youcan at 21:27| Comment(260) | TrackBack(2) | 日々、時々雨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

リリースのこと

5月24日、CDをリリースする。

"OKOME Vol.3"
ゆーきゃんwith his best friends / Keith John Adams (U.K.)


okome3.jpg

ゆーきゃんwith his best friends
1.詩月
2.月曜日
3. 絵描きのうた(弾き語り 2005年某所でのライブ)
Keith John Adams
4.sunshine
5.Dad
6. sit over there

今回はゆーきゃんwith his best friends名義。 初音源だ。
UKのシンガーソングライターKeith John Adamsとの
スプリットミニアルバム、
バンドでのライブではお馴染みの
「詩月」「月曜日」のスタジオバージョンに加え、
昨年のボロフェスタで限定販売したCD-Rから
「絵描きのうた」をリマスタリングして収録。
Keithの3曲を加えて全6曲入り、税込1,050円。


レコ発ライブもやる、


5/28(日)京都磔磔
ゆーきゃん with his best friends
エレキベース
SPECIAL GUEST :Keith John Adams(from U.K)
OPEN 18:00 /START 18:30
ADV.1,500yen / DOOR1,800yen (without 1 drink)

6/10(土)大阪十三FANDANGO
ゆーきゃんwith his best friends
レミ街(from 名古屋、こちらもレコ発)
RAYMOND TEAM
神一重(岩崎愛バンド)
OPEN 18:00 /START 18:30
ADV.1,800yen / DOOR2,000yen (without 1 drink)

7/8(土)東京渋谷7th floor
詳細近日発表・・・


「ひかり」から1年半。今回はあのときとは違ったやり方で作った曲を、違ったやり方で録音した。
バンドで録ったのは2曲だけれど、ここには新しい可能性を示す、もうひとつの光があると思う。
どうか聴き比べてほしい。そしてライブを観に来てほしい。
きっと君にも感じることができると思う。伝えることができると思う。できたらいいな、と思う。

よろしくお願いします。
posted by youcan at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々、時々雨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月05日

明日

Zher The Zooでのライブ、出演者が変更になりました。

当初、ドン・マツオさんは
ドン・マツオ with エレキベース で出演される予定でしたが、
ズボンズでの出演に。
エレキベースはフロアにてアコースティックセットで演奏します。

ボロフェスタには何度も出ていただいていますが、
ズボンズとご一緒したことは、まだありません(いつも日にちが違った)。

楽しみです。がんばろうっと。

ゆーきゃんmeetsあらかじめ決められた恋人たちへのライブは20:15ごろから、ズボンズはその次(ラスト)です。

calvin don't jumpとのツアーもこれで終わり。その他の出演者もみな素晴らしいです。どうぞはじめから観に来てください。よろしくおねがいします。
posted by youcan at 13:36| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月02日

おりかえし

ツアーと言っても僕は4か所しかまわらないのだし、
calvin don't jumpと一緒なのは3か所。
本数的には普段の猛烈なライブラッシュとあまり変わらない。

大事なのは流れ、
ストーリーを持って一連のショウをすること、
後半は東京。あら恋meetsゆーきゃんでの初東京。
どうなることか、たのしみだな。

・5月4日(水、祝)下北沢mona records
出演:"SOU" Architecture
   groundlab
   moEmi
   ゆーきゃん meets あらかじめ決められた恋人たちへ
開場: 18:30 / 開演 19:00
前売: 2,000円 / 当日 2,500円 ( 1ドリンク代別途)

・5月6日(土)代々木Zher the Zoo
出演:calvin' don't jump!
   chikisounds
   トレモロイド
   ゆーきゃん meets あらかじめ決められた恋人たちへ
special guest:ドン・マツオ with エレキベース
開場: 18:30 / 開演 19:00
前売: 2,000円 / 当日 2,500円 ( 1ドリンク代別途)

(5/4の昼間、下北沢440でのライブはキャンセルになっています。少し前にホームページ上でお知らせしていましたが、問い合わせがいくつかありましたので、あらためてお伝えします。楽しみにしてくれていたかたには本当に申し訳なく思います。mona recordではその分2倍よい演奏をしますね。)

そして帰って、西部講堂。
あの夢みたいなバンド、WHY?がやってくる。 かれらの自由奔放な、光と混沌にみちたポップスは、フレイミングリップス以来の衝撃。それを迎えるために僕らが用意したイベントも、とんでもないものになるだろう。

2006年5月13日(土)京大西部講堂
LIVE JUNK'06
- WHY?来日公演 meets Borofesta−

出演;WHY?(from USA)
   Struggle For Pride
   鈴木 祥子
   Limited Express (has gone?)
   降神
   idea of a joke
   DODDODO with DJ MIGHTY MARS
   のうしんとう
   EarMadder&GEBO
   bed
   live painting 戸田真樹(Temple ATS)
   DJ KILLER
   ゆーきゃん meets あらかじめ決められた恋人たちへ
時間:開場13:00 / 開演14:00
料金:前売3,000円 / 当日3,300円(1ドリンク別途500円)
(チケットは、nishiki-ya HP内もしくは、
ローソンチケット Lコード/59255、
チケットぴあ Pコード/229-239、で発売中。
ゆーきゃんのホームページでも取り置き出来ます。)





ここ数日、
頭の中でイメージや言葉やメロディが浮かんでは消える。
もうすぐ、って気がしてる。

まとめる時間が欲しいけれど、この切り刻まれた日常の中からわき出して来るプリミティブなものを、ワクワクしながら待つのもまた素敵だと思う。
posted by youcan at 10:32| Comment(1) | TrackBack(0) | 日々、時々雨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする