2007年10月30日

メモ

MINAMI WHEEL 2007

10.26(fri)
20:30 at SUNHALL
ゆーきゃんw.h.b.f.
 1.ラプソディ
 2.春を待つ
 3.詩月
 4.エンディングテーマ
 5.sang

26:20 at knave
ゆーきゃん
 1.明けない夜
 2.Y.S.S.O
 3.駐車場

30:00帰宅

10.27(sat) OFF
 手嶋葵とコトリンゴを観たかったのだけど、諦める(京都から心斎橋を三日間も行ったり来たりする気力はなかった)
 曲作り
 部屋の掃除をする
 映画をたくさん観る

10.28(sun)
 14:00-よりアメ村のスタジオにてリハ
 その後ミナミホイール観戦
 翌日に備えて早く帰ろうといいつつ結局朝まで飲む
 また30:00帰宅

10.29(mon) 
19:15 at KYOTO MUSE
ゆーきゃんmeetsあらかじめ決められた恋人たちへ

 0.imagine
 1.太陽の雨
 2.クラ
 3.ローカルサーファー
 4.room123
 5.摩天楼

ライブ後飲みに行くも、疲れすぎて沈黙


観たバンド
UNDER THE COUNTER、踊り場ソウル、LUCKY LIPS、UNCHAIN、No Regret Life、
アナ、ロボピッチャー、GOOD DOG HAPPY MEN

飲んだビール たくさん

話したこと いろいろ

生まれて初めて出たショウケースイベント。
そこではボロフェスタとは違ったある種の力と原理が(誤解されそうだがあえてそのまま書く)働いていて、たくさんの人や場所を動かしていた。
感心したり、怪訝に思ったり、笑ったり、悔しかったり、いろんなことを考えた(まだ考えている。最近は考えすぎが癖になっているのかもしれない)。


とりあえず必要なのは、自分に自信をもつことと、
自信を持つに値する人間/表現者になることだと思った。

それにしても楽しそうな顔は、よい。
楽しいときには楽しい顔を、したい。


明日もライブ。ベアーズ。僕ひとりにだけ、ミナミホイールはまだ続く。メンツががらっと、180度近く変わるので、それだけでやる気が改まる。


こないだ二条の映画館で「ピアフ」を観て以来、
大きな声で歌いたくて仕方がないのだった。10年前鴨川の河川敷でやったみたいにもう一度練習してみようかな。




posted by youcan at 17:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々、時々雨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月24日

無題

いつの間にか、街はすっかり秋だった。


西部講堂前広場であったパレスチナ・キャラバンの天幕芝居のバラシを手伝いに行って、午後二時過ぎにもう西日が傾いているのに気付く。
三ツ星の屋根の向こうに鰯雲が浮かんでいる。
日が落ちればたちどころに涼しくなり、今年大阪から越してきたばかりの岡村ちゃんはツナギ一枚で凍えそうになっている(僕もツナギ一枚、しかも風邪ひきなくせにまだ寒いとは思わなかった。育ちというのは不思議なものだ)。

今日の昼間、烏丸五条の空一杯に秋特有の透明のような翳りをおびた様な水色が広がっていた。とくに烏丸通から北の方角に目をやると、うまく言葉にできない何か、この季節にこびり付いた情緒みたいなものがビルの谷間を縫って吹きつけてくる気がした。

いつもこの時期にはゆっくりと色づいては葉を落とす木々に影響されるのか、あらかじめ何かを失うことを約束されたような感覚を空気の中に見つけるのだけれど、
今年はそれが、いつもよりも自分の近くにいるのをを感じる。年齢のせいだろうか。
それともボロフェスタのせいだろうか。


ボロフェスタ。
まだ夢に見るのだ。
自分自身の弱さと甘えと不注意が起こした事態。ひとを傷付け、憤らせるということ。
信じてもらえないということがなんと悲惨なことかと今更ながら知ったあの瞬間。
スタッフの前で泣いてしまう自分の腑甲斐なさ。

その夜からの、翌日の、翌々日の、最終日の、スタッフの皆の顔。姿。声。ボロフェスタを救ったのは彼ら、彼女らだったと夢の中でさえ僕はいちいち思う。
出演してくれたミュージシャンたちのことば。誰もが温かかった。
友部正人さんのマネージャーさんが電話越しに言ってくださった、<音楽があるから大丈夫だよ>という一行がいまもリフレインする。
お客さん。どれほどの人が「楽しくなかった」のか、知らない。bbsの書き込みを読めば目も胸も胃も、痛くなった。
それでも、ゴミブースの前で回収役をしていた僕に空き瓶やトレイを渡してくれた彼の笑顔、一日目の帰り際に入り口の横断幕の写真を撮っていた女の人の横顔、
そして、ステージの上、歌いはじめようと椅子につく直前の一瞬に見た、皆の顔。
エンドロールのメッセージが流れたときに起きたあの拍手。

その辺りで、目が覚める。ときにはどこかが端折られたり、最後までたどり着かなかったりする。描写が細かだったり、混ぜ合わさっていたりもする。
それでも、いまだに夢に見続けるのは余程のことだ。
主催メンバーのなかでも、いや、たぶんスタッフ全員のなかでも、こんなにも未練がましく引きずっているのは僕だけだろう。我ながら情けない。そこで反省を得たなら、強くなるべく努力をすればよいだけなのに。
たった4日間の出来事のなかに、あまりにも、忘れてはいけないことが多すぎたのだろう。
そしてそれを明快な教訓に還元できるほど、僕の頭は機能的でも建設的でもないのだろう。


ひとつだけ、単純な真理を理解した。
音楽は、歓喜だということ。
それは昏いメロディも悲しい歌詞も、明るいハーモニーと快活なビートもまったく同じで、
野心も上昇志向も自己顕示欲もあるいは自己憐憫も理解されたいという願望もこの歓喜の前にはまったくの無用で無力で無意味で、
ただ音楽が素晴らしい強度で鳴らされる瞬間、そこにはひとつの歓喜があるだけだということ。

僕は知った。
うたを歌うということは、生きて、泥にまみれて恥も外聞もなく生きて、歓喜を告げる役割を果たすということだ。

ボロフェスタが終わって立て続けにやった4本のライブは、どれもが圧倒的な喜びのなかにあった。音楽の中に身を置くのがひたすらに嬉しかった。
このことを、僕は二度と忘れないと思う。
今週末のミナミホイールも、ベア−ズのハロウィンも、来月のギューン祭りも、audio safariのレコ発も(遊びにいった京都編もとても楽しかった)、年末にある怒濤のライブラッシュにも、来年もその次の年も、
ソロでも、best friendsでも、あら恋セットでも、どんな形態でライブをしようとも、二度と忘れないと思う。


触れたものからすべてが奪われてゆくーとしても、
あらかじめ失われると約束されているーとしても、
自分の内側から来るもの、沸き出して涸れることのないものは、そう簡単には奪い尽くされない。
その泉が自分の中にまだあることに、
耳を貸してくれるひとがいることに、心から感謝する。


(この日記、相当にかたい。読み返してすこしうんざりするけれど、今日はお茶を濁すこともせすにこのままにしておくことにする。だって、これは本当に思ったことだから)



今月のライブ。

・2007年10月26日(金)アメリカ村SUNHALL
『MINAMI WHEEL 2007』  
ゆーきゃんwith his best friendsは、20:30からの出演となります。
http://funky802.com/minami_2007/


・2007年10月26日(金)南堀江knave
『MINAMI WHEEL 2007 EXTRA EDITION:号外!愛されちゃってシンガーソングライターズWEST!』
出演:大森ゲンキ(from残像カフェ)
   原田茶飯事(fromクリームチーズオブサン)
   KEEWO
   林良太(ミックナッツハウス)
   ゆーきゃん / and more…
開場 23:00 / 開演 23:30
前売 \2,000 / \2,500 (共にドリンク代別)
*MINAMI WHEELパス持参の方は\1,000となります。


・2007年10月29日(月)京都 MUSEHALL
『京都ミューズの激情ホイール!!〜MINAMI WHEEL EDITION〜』
出演:Good Dog Happy Men
   ロボピッチャー
   アナ
   LOVELOVELOVE
   ゆーきゃんmeetsあらかじめ決められた恋人たちへ
開場 :18:00 / 開演:18:30
前売 \2,000 当日¥2,500 (共にドリンク代別)
*出演順2番目(19:15〜)、『MINAMI WHEEL 2007』のパスか、10/12・10/24『京都ミューズの激情』の半券をお持ちの方は、入場時1ドリンク代がサービスになります。


・2007年10月31日(水)なんばbears
『reconstruction of the underworld vol.3』
出演:ULTRA Jr
   BOGULTA
   ACID EATER
   ゆーきゃんmeetsあらかじめ決められた恋人たち
開場 :18:30 / 開演:19:00
前売:1500円 / 当日:2000円(1drink代不要)

posted by youcan at 04:11| Comment(2) | TrackBack(0) | 日々、時々雨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月18日

REM

風邪のせいにして眠り続けた何十時間
誰かが怒りに我を忘れ 痛みに叫びをあげ
幾つもの釦を掛け違え 銃口を誰かに向ける夢をみる
撃鉄を引けば咳が漏れ
時折その音で目を覚ましても
カーテンの向こう側が朱色に染まったのはただ午後五時の気まぐれだと思い直してまた目を閉じて
次こそは逢いたい人に逢いに行くだけだと眠りに墜ちてゆく
憶えば
熱にうなされたような日々
寝苦しい両手と両足で
知らず知らず周囲を蹴飛ばしてきたのかもしれないと
この甘い朦朧とした意識の流れに溺れ
知らず知らず凡てを傷つけてきたのかもしれないと
頭の片隅に浮かぶ音楽
こんど目覚めれば時計は壊れ
鳴り続けた電話も声を嗄らし
あの夜毎の喧噪も夜行バスの雑然とした光景も遠く
急速な眼球運動の果てに立ち停まった真夜中には
ただ僕ひとり

何かの名を呼ぼうとしてみても
その正しい音は遂に思いつかなかった
誰かの名を呼ぼうとしてみても
その正しい顔は遂に思いつかなかった

眠り続けた十数時間の結末にも
まだ風邪は治っていない
しかたなく僕はもう三錠の黄色い粒を呑む
明日現実に戻ったとき
悪い夢が誰かに染らないように
水はほんのりと甘く馬鹿げた味がした

posted by youcan at 06:40| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月13日

10月12日

東京に来ている。

渋滞に巻き込まれ、10時間近く乗っていた昼バスのなかで、ずっと眠っていた。

ずっとボロフェスタの夢をみていた。
たくさんの失敗、挫折、不備と、
たくさんの希望の夢。

主催者としてのことば、
ひとりのスタッフとしてのことば、
出演者としてのことば、
ゆーきゃんとしてのことば、
ここにはまだ書けないでいる。いつまでも書けないかもしれない。書けたとしてもここでは書けないかもしれない。

いまは、ありがとう、と、ごめんなさい、だけ、
大きな声で言いたい。


下北にあるleteという小さな小さな店で弾き語りをした。マイクを途中で使うのを止めて、生声で歌った。
これから、また始めよう、と思った。


posted by youcan at 08:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 日々、時々雨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月12日

post coda

うつらうつら眠り過ぎた午後 虚ろな部屋
移ろう影は薄紅色の夢
願い事さえ描き損ねたと 目覚めた人
笑顔だけが瞼の裏 焼き付いている
いま夕暮れ空に鳴り響くのは-あの鐘

終わりの終わりさ そして始まりの合図

その手で僕らがすり減らしてゆく白けた日々
セオリー通り
幸せはちいさなちいさな罠だった
浅い夢 苛まれ 逃れるため ほかの誰かの見よう見まねで繰り返した笑いかた
いまゆっくり外を眺めるだけで-あの鐘

家路を辿る人 逃げ場を探す人
苛立ち隠せぬ人に 様々な合図

気分しだいで行くか残るか決めてしまえばいいのさ
たぶん 次第に近付く夜に消えない明かり灯りそうさ
自分ひとりで見てる景色が夢まぼろしでもいいのさ
どんな期待も裏切るほどに眩いひかり 届きそうさ

届きそうさ

届けよう さあ

posted by youcan at 08:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々、時々雨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月05日

ボロフェスタ

メール等、返事できていないかた、申し訳ない。

とにかく朝から晩まで西部講堂にいる。
家に帰ってメールをチェックしても、少し気を許せば眠ってしまうので、緊急のものに返信し、必要な資料をつくるだけ。

分かってはいたつもりだけど、分かっていた以上に過酷。
予断を許さない状況。

でも、負けてはいけない。

きのう挨拶にいったとき、学生センターの職員さんからいただいた励ましが(もちろん「問題おこすなよ!」という釘刺しではあったけど)去年あんなに迷惑をかけたのに・・・と思うとやたらと身にしみた。

ボロフェスタまで後一日。
この後「ブログを保存する」ボタンを押して、出かける。

あ。返事は、きっとするので、もう少しだけ待っていただけるとうれしいです・・・

posted by youcan at 08:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々、時々雨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする