何から始めればよいのか分からないので、思い出す順につらつらと書く。
きのう、初めてなぎ食堂に行った。
mapの小田さんのお店。
聞いた時には「なぜ、食堂なのだろう?」と思ったのだけれど、訪ねて行って納得した。
食べ物のあるとろにはひとが集まるのだ。そして多少の差こそあれ、ひとがあつまるところに文化はある。
そういう理屈は抜きにしても、食堂のヴェジタリアンメニューはおいしかった。そして小田さんとはほぼ初めて長い間話をさせていただいた。
また来よう。
あたらしいCD-Rを、なぎ食堂に置いてもらった。
これで取り扱い店舗は、
・高円寺 SunRain Records
・下北沢 mona record
・渋谷 なぎ食堂
・JET SET京都店
・TSUTAYA西院店
・京都紫野 SOLE CAFE
・金沢香林坊YAMACHIKU109店
JET SETでは通販もある。Sunrainでもそのうちオンラインサイトに載るはず。
このところはあら恋meetsゆーきゃんの活動が活発だった(ライブの数も増え、たくさんの人に観てもらい、JET SETではデモ音源がよく売れているみたい。ありがとう)。けれど自分がシンガーソングライターだったことは、忘れないようにしたい。自分ひとりで歌っているうたも、どうか届くべきところまで届いてほしいと思う。
水曜日はleteだった。六度目のライブ、ひとりでやるようになってからも四度目くらいだろうか。
僕は、あのちいさなちいさな場所で、マイクひとつ使わずに十数人にだけうたを聴かせる二時間が、とても好きだ。
それは安易な身内感とは違う。むしろその逆で、はじめはすぐ近くに座っているはずの皆がとても遠い。そこからゆっくりと空気を引き寄せるように、あるいは自分自身が空気と繋がってゆくかのように、声とことばを編む作業が、あの場所と時間をとても親密なものにしている気がするのだ。
leteにも、来て下さったお客さんにも、心から感謝する。どうもありがとう。
そういえばこの日はLimited Express(has gone?)が
久しぶりのリリース(DODDODOとのスプリット)をした日でもあった。
活動再開後のL.E.は大らかで力強くて、硬派なのにしなやかだ。ユカリちゃんがお母さんになったことと、ドラムのTKDさんという存在が大き?「のだと思う。こんなふうに人間が直接出る音楽は大好きだ。
fluidも三人になって初めてのアルバムを出す(そう言えば今日も新宿でライブだ。先行販売で持って来ているかも知れない)し、ロボピッチャーは新曲を配信でリリースする。
友人のバンドが良い音楽を作り続け、世に放ち、認められるのは喜びだ。そのために何か力になれることがあればいいのだけど。
今月から、高円寺のSunrain Recordで働いている。まだ出来たばかりだけど、いま東京の地下で何が起きているのかを垣間見せてくれる店。ここでfluidはとても人気がある。たくさん売りたい。
小田さんと話していて思ったことがある。
ちいさな力しか持たない個人が発信していくためには、発信を守り許す場所、そして振動を伝えてゆく人の輪がなくてはならない。
大切なのは、それを悲壮感なく、大仰な使命感も見せず、歩きながら考えて、考えながら歩いてゆくこと(たしか、シングルマンも以前そんなアドバイスをくれた気がする。大きなものに潰されたりしないために頭を使い、足を使うんだって)。
そうなんだ。闘ったり抗ったりするときにも、僕らには血が通っているやり方を選ばなくてはならないのだ。
どんなポーズにも、どんな常套句にも、なるべく頼りたくない。ときに格好がわるくても効率がわるくても、そのことがきみを誠実にするたったひとつのルールなのだから。
込み入った音楽事情談義のあと、「ちょっと買い物に」と言って出て行き、野菜の入った箱を持って戻って来られた小田さんの姿がとても印象的だった。
書けば書くほど、書くことが出てくる。有馬和樹オーケストラのこと、イベントのこと、仕事のこと、ECDの"最近のリハーサル"というCD-R作品のこと・・・けれどあまりに長くなってしまうので(そして一日中パソコンに向かうことにもなりかねないので)、今日はここで一旦キーボードから離れたい。今日は仕事のあと新宿でFLUIDとdOPPOとRATVILLEを観に行こうと思う。