2008年07月27日

THE BITE / Go fish

とても気分のいいライブを観たので特に記す。


音楽は空気の震えで、
うたはさまざまな感情を発露させ反射させるもので、
とにかくそれは人間から発せられる。
生きていることは喜びでもあり哀しみでもあり、
だから、強度をもって生きているひとたちから放たれる音楽は、
面白い人間から放たれる音楽は、
それだけで面白い。


あまりにも素敵だったので、コロナビール一本で舞い上がってしまった。円盤からの帰り道いつもの高架下を歩きながらそんな風に思っていた。


負けてはいけないのだ。
咀嚼して、消化して、自分の血にするんだ。



さて、今日は入り時間が早い。準備をしなくちゃ・・
いいライブをしよう。

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2008年07月25日

無題

眠りの浅い日々が続く。


昨夜はmusic from the marsの藤井君宅でちょっとした話や作業をしたあと、skypeでボロフェスタ会議に参加。会議は明け方まで続く。終わる頃に、ちょうど始発が出て行った。


阿佐ヶ谷の中古盤屋さんで買ったオーティスの「ソウル・アルバム」が素晴らしい。さっきから何度も聴いているけれど、胸がぎゅっと締め付けられる感じは一向に消えない。


「エヴリバディ・メイクス・ア・ミステイク」
失ってからいつも気付くのだ。
ぶち壊してからいつも気付くのだ。

さらに問題は−

僕らはいつだって、失われるものや壊れてしまうものではない。
どれほど奪われようと台無しにしようと、
結局のところ僕らはここに残されてしまう。
だから、
こから始めなおさなくてはならない。
続きを始めなくてはならない。


僕は引き裂かれた人間だ。
以前はそのことを取り繕おうと躍起になっていたけれど、
もうそんなことには意味がないと思うようになった。

支離滅裂な私の地図でも、
強く穿たれた一点の正確さが揺るぎないものであればそれだけで誇るに足る。

日曜日のnanoでのライブは最高に楽しかった。笑って、踊って、叫んで、僕はいまこれが好きだとこころの底から思えた。
その簡潔さ、明快さを点から線へ。その線に沿ってまっすぐ。

今週末からソロライブツアー。
ただ、こころのゆくままに、歌えますように。
posted by youcan at 14:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々、時々雨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月16日

NO

読み返して苦笑。
自分ひとりが苦しんだり悲しんだり闇のなかにいるような思い込みをずっと嫌ってきたのになあ。

いただいたコメント、メール、メッセージにはっとする。
書くべきではなかった文章。こういう類いの弱さの吐露は何の役にも立たないのだったと反省。


事情を知る人へ

とにかく僕は、まず味方してくれたひとに申し訳ないと思っています。
そして渦の真ん中にいるはずの僕が無力であることがもどかしく、よかれと思って動いてくれた近いひとたちにも気の毒で、せめてすこしでも早く、良い方に事態が動いて欲しいと願って止みません。
それと同時に、たとえ社会的に仕方がないことであったにせよ、あの偉い、いまだ顔も見たことのないおとなたちに対してはどうしようもない怒りを覚えます(彼らは僕にさえひとこともありませんでした。逃げたと看做しても構わないと思っています)。そんな人間たちを信用し、そもそもこうなることを考えてもみなかった自分の御目出度さにも腹が立ちますが。


事情を知らない人へ

思わせぶりな日記で、心配をかけた方にまず謝ります。
真相を話さないことについては、安っぽい見栄が働いているのかもしれません。けれど、僕自身もどうしたらよいのか分からないということもあり、またいま洗いざらい話すとお世話になったひとに却って迷惑をかけることになるかもしれないとも思うので、まだ口をつぐんでいたかったのです・・・が、思わず感情が漏れました。
そのうち伝え聞くことがあるかもしれません(ねじ曲がって伝わってくる可能性だってありますが)。また僕がいつか全部ぶちまけるかもしれません。でも、いまこの場では、どうか知らないままでいることを我慢して下さい。



いまから、高校生のように青臭いことを言う―

世界は善意で成り立っているわけではないことを痛感する。
その何倍もの強靭な欲望が骨組みを支え、
なんとかしてひとを思うがままに動かそうとする策謀が神経伝達物質のように空気中を巡り、
一番てっぺんで真っ青な空は”拒絶”そのものを表すかのように光っている。
そんな球体のなかで僕らは欲しがったり求め合ったり、しているのだった。
そこに生きている限りは汚れずにいることなんてできない。
彼らは汚れている。
僕は汚れている。
きみは汚れている。

ただ、それは単純な前提だ。
絶望を意味するものではない。

泥だらけの指で、美しい景色を描くことだって出来るはず。
真っ黒な肺で、胸を掻きむしる歌をうたうことだって出来るはず。
煤と脂にまみれた顔で、そこに居る誰もを惹き付ける表情で笑うことだって出来るはず、そう信じたい。
猛烈な雨が大洪水となって世界を洗うときなんて待たなくとも、
裁かれてどちらが義人であったか明らかになるときなんて来なくとも、
あなたがわたしにその善意を分け与えてくれた日のことをーそれが音楽になって世に流れ出た日のことを、
僕は信じたい。


僕は僕やきみや世界や"うた"やYESやNOや迷いや喜びや哀しみや季節や時間や"何もない"や"はじまり"や、とにかくありとあらゆるものたちのために歌った。

彼らのためには二度と歌うまい。



そういうわけで、僕は元気です。ありがとう。
今年もあのフェスをやりますよ。そういえば去年「商業主義!」と罵るひとがいましたが(今回のことはそんなふうに誤解されるスキを見せたバチがあたったのかもしれません)、相変わらず騙し取る相手もなく身を切って京都と東京を行ったり来たりしています。今年も日本一狂ったフェスを目指してがんばります。楽しみにしていて下さい。
posted by youcan at 15:01| Comment(1) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月15日

sang

彼らの善意はなんだったのか
彼らの願いはなんだったのか
わたしが彼らを騙した

わたし自身のしらじらしい横顔
いっそ本物の泥でも溶岩でも塗ればよかったのだ

逃げたおとなたちは首でも括るのか
逃げたおとなたちは船にでも乗るのか
逃げたおとなたち
わたしの血を瓶に詰め
道往くひとびとに飲ませた
なんと有り難いご利益だったろう

ただひたすらにわたしが愚かだった
詐欺師に血を搾らせるなんて


わたしはうたを
売りたいのではなかったのに
わたしはうたを
歌っただけだったのに
posted by youcan at 15:48| Comment(2) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする