ツアーから帰ってきて、もう金曜で、まだ金曜で、気がついてびっくりする。
毎日いろんなことがありすぎて、一体何をやってるんだろうと思ったり。
取り急ぎ−
ツアーはとても楽しかった。
k.d.japon、BACKBEAT、SOLE CAFE、西院フェスのみんな、DICEとトレーニングボイジャー、そしてVOXHALL、本当にありがとう。
名古屋で一緒だったClimb the Mindの山内さんとgura、神戸で初めて観た杉瀬陽子さん、久しぶりの澤田ナオヤくん、春日神社でのギターパンダ、タテさん、VOXHALLでの井上ヤスオバーガー、
とにかく、ウタゴコロにたくさん会った。
帰り道の電車で、思ったことは−
生きるということの中から滲み出し、生きるということの周辺をなぞりながら生まれてくる歌こそを、
僕は信じる。
「ポップ」というものがプラスチックな機能性や洗練のなかから立ち現れ、誰かの共感や支持を拠り所に成立するものであるなら、
その対極にあるもの−生活とともに生まれ、泥臭さやみっともなさやいびつさや不可解さを孕みつつ、あなたと私との間に確実に存在しつづけるもの−それを仮に「フォーク」と呼ぶなら、
僕はずっとフォークソングを歌っていたのであって、
フォークソングを歌いたかったのであって、
これからもずっと、
フォークソングを歌っていたい。
8月3日、暑い暑い真昼の春日神社、
あの能舞台で歌ったその景色のことは、
きっとしばらく忘れられない。
誰のために何のために歌うのかは相変わらず解らないにしても、
すくなくとも、僕が何を歌っているのかは、解った気がした。
(それをうまくことばにできないのがもどかしい)
大丈夫。もうしばらくは大丈夫。
それで十分だろう。
一昨日、SUPER DELUXUEにBABY Qを観に行った。
恐れることなどないのだと、知った。
いちばん怖いものは自分の中に居るのだ。
身体。身体。理性。崩壊する理性。性。業。
到達不能な世界や他者さえも、わたしは自分の中から測らなければならないのだとして、
それを引き受けた時点から、ほんとうのわたしが始まる。
アナロジカルに生きること。
呼吸をする。内臓で、皮膚で、世界と接する。
それで良いのだと思った。それだけを信じていれば良いのだと思った。そうやって生きて行こうと思った。
夏らしい日が続く。
東京では異常気象みたいな大雨が降ったり、光化学スモッグが出たりするけれど、やっぱり僕は夏が好きだ。
posted by youcan at 23:10|
Comment(1)
|
TrackBack(0)
|
日々、時々雨
|

|