2008年09月29日

近況

気付いたら一週間も書かないで放置。よくないなあ。
ことばは惜しんでもよいけれど、怠けては駄目だ。

ホームページの更新もとまっている。
洗濯物も畳めていない。
連日家に帰らないことも多々。

でも、なんでこんなに楽しいんだろう。

昨日なんて、朝までeetee、そのまま機材を取りにってローリングストーンのソファでで30分だけ仮眠、リハ→仕切り→ライブ→中央線の終電に駆け込んでサンレインの椅子で眠る、という具合。

京都で身に付いたことのうち、いちばん役に立っているのはどこでも眠れる能力かもしれない。

ただタイムマネジメントが下手なのだと思う。
やりたいことの数に、能力が付いて行っていないだけだとも思う。
それでも色々あきらめきれなくて、色んな人にも助けられて、こんなにも充実が横溢した日々が続いている。

関係各位には改めて感謝の気持ちを伝えたい。
でも、誰にも迷惑をかけないようにだけは、しなくちゃ。課題。



今週はついに福岡へ。去年は東京ボロフェスタとのダブルヘッダーという無茶をしたけど、今年は二日間ゆっくり楽しみたいと思う。

金曜日の投げ銭ライブの詳細も決まったので書いておく。先週サンレインでやったインストアライブも滅茶苦茶よかったとんちピクルスとまた一緒。翌日は井上君もトオル君もボギー君にも会える。同窓会みたいで考えるだけで楽しい。

2008年10月3日(金) 福岡 渡辺通 cafe and bar gigi (http://sound.jp/cafe-gigi/)

出演:
とんちピクルス
ゆーきゃん

19:00〜/22:00〜の二部制
投げ銭ライブ


2008年10月4日(土) 福岡 大濠公園 PEACE
(http://www.peace-livehouse.com/)
"西風 vol.4"

出演:
BOGEY & THE SOUND OF MUSIC
folk enough
MOTH
あらかじめ決められた恋人たちへ
audio safari
ゆーきゃんmeetsあらかじめ決められた恋人たちへ

開場16:30/開演17:00
前売¥2,000/当日¥2,500 [要別途1Drink代\500]



JJと一緒にレーベルを始めた。
まずはオーストラリアのMY DISCOというバンドの日本盤リリースと来日ツアーサポートをする。ものすごくストイック。砂の匂い。まちがいなく日本にはない音塊。自分にとって新しい音楽との出会いは、いつだってわくわくする。この感覚を誰かと共有したい、そうすることがちょっとした未来に繋がるんだろうと思っている。

http://www.junklabrecords.com/news.html


僕が日本で信頼・・・いや、愛していると言ったほうが良いかもしれない−トラックメーカー、クリエイター、全身音楽家="あらかじめ決められた恋人たちへ"が3年ぶりにアルバムをリリース。「よく眠る」最高です。この曲が音源になるのをどれだけ待ったか・・
MYSPACEでは全曲試聴が始まったみたい。あら恋の音楽が、ついに聴かれるべき場所へ解き放たれるんだろうと思うと、もう自分のことのように嬉しいのだ。

http://www.arakajime.com/
http://www.myspace.com/arakajime


そしてボロフェスタ。ホームページも更新中。気付いたら過去最大数の出演者になった。タイムテーブルも調整がもうすぐ終わり、発表できるはず。あと二週間、まだまだ眠れない毎日は続きそう。

http://www.borofesta.com/
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2008年09月20日

雨の夜、鞄に詰めながら

あと六時間で名古屋に出発というのに、
いま帰宅して、これからふた仕事くらいこなさなくてはならない。

今月末のeeteeのこと、
来月のボロフェスタのこと、
その次の週の月見ル四周年のこと、
サンレインのこと、
いまJJとはじめようとしている新しい挑戦のこと、
そしてもちろん自分の創作のこと。

最近思う。
僕には、お金を儲ける才覚がない。
たくさんのひとを動かして大きなことを成し遂げる器もない。

何か、万が一でも素質が有るとすれば―

喜びを喜びとして享受できる、
面白いものの面白さを信じることができる、

それだけだと思う。

いまはそれだけで充分だ。


明日から3日間、佳い歌をうたおうと思う。
誰かを励ましたりはしないかもしれない。
誰かに共感されるわけでもないだろう。
ただ聴く人の感受性をほんのりと照らすような(僕の見た景色が僕に対してそうしたように、だ)、歌であればいい。

Do itでの一番の喜びは、たくさんの素晴らしい音楽に出会えたこと。
つぎは自分の旅の中で、そういう出会いを見つけたい。



9月20日(土)名古屋鶴舞k.d.japon(http://www2.odn.ne.jp/kdjapon)
出演:ゆーきゃん
   GUIRO
   kamitani&exhibiTion!
開場 18:00/開演 19:30
前売 \2000/当日\2500 [要別途1Drink代\500]
出演順は二番目です。


9月21日(日)神戸三宮BACKBEAT(http://www.soundclub.jp/BACKBEAT)
出演:ゆーきゃん
   ヒダリ
   streo future
   super friends
   WATER BUS
   mhoty
開場17:30/開演18:00
前売 \1500/当日\2000 [要別途1Drink代\500]
出演時間は20:00頃の予定です。


9月22日(月)大阪・南堀江knave(http://www.knave.co.jp/)
出演:杉瀬陽子
   naam'
   ノスタル人(from クリームチーズオブサン)
   ゆーきゃん
開場 18:30/開演 19:00
前売 \2000/当日\2500 [要別途1Drink代\500]
出演順は四番目です。
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2008年09月11日

若さについて

今更ではあるけれど、若さは美しさだったことに気付いた。

もちろん、未熟なものが持つゆがんだ暴力、ひとりよがりな身勝手さには辟易することのほうが多いし、自分のなかに体液に塗れた得体の知れないヒズミが存在していることが嫌で仕方なくって、ひたすらに老いたり枯れたりすることを望んでばかりいた十代のころのあの感覚は、いまでも忘れてはいない。

それでも、
ああ若いということはなんと美しいのかと、
近頃思えるようになった。

(ただしこれは、自分をどちら側に分類するかという出発点を棚にあげた無責任な感慨だとも思う。なぜならば僕の青春時代などはとっくに過ぎ去ったし、かといって成熟したおとなからは未だ程遠いのだ。主観的に見ても若さが私の中から失われたのか、失われつつあるのか、まだ残っているのか、自分で自覚できないのがもどかしいのだが、翻って考えると若さは林檎のように一個二個単位で食いつぶされていくのではないし、また年齢を持ち出して一般的な「若さ」について話すのは馬鹿げているだけだ。自分についていま考えるのはやめておく)

ともかくも若さとは人間に備わったあるものなのだから、その価値を知ったということはきっと僕が人間に興味を持てるようになった証なのだろうけれど、もうすこし目を凝らしてゆくと、若さの中にはある種の類型があって、僕にはそれが美なのだと思えてくる。
その類型とは、すなわち生命の影だ。実体が無い、けれど確実にそこに見て取れるなにか。

いつまでも若々しくあることは、全人類の夢のように思える。
医学が、栄養学がそのために生命を補完する研究を重ねている。
服飾が、貴金属が、メイクアップ術が、生命を輝かせる努力を続けている。
でも、生命自体にいくら注射をしても、また生命の周囲をいくら塗り固めても、
生命の影はいつまでたっても捕まえられないのだと思う。

先週の木曜日から、二十代前半のひとたちに混じってたくさんライブをした。
東京、名古屋、京都。
集まってくるお客さんも、演奏者と同世代か、さらにはもっと若いひとが多い気がした。
日曜の京都では、くるり主催の京都音楽博覧会の翌日、宝探しゲームが行われていて、
烏丸通を行き交う男女はふだんより何パーセントか数も多く、動きもアクティブだった。
彼ら彼女らが歌い、喋り、笑い、走るたびに壁に反射し、足元に落としてゆくその影を、
とても色濃く思った。

さっき駅前で、会社帰りのひとたちにまじって歩く、ひどく顔色の悪い制服の女の子とすれちがった。
その華奢な背中には、ソフトケースに入ったギターがあった。
彼女が弾くフレーズが何なのか、僕には分からない。
彼女がうたうメロディが何なのか、彼女の口を突いて出る叫びは何を指し示すのか、
僕には分からない。
ただ、どんな音楽であろうとそこにはただ充溢した生命の−影が映るに違いないと、
斜め45度で虚空を見据えながら純情商店街の奥に消えてゆく彼女の姿をぼんやり眺めながら、
そんなことを考えた。



posted by youcan at 19:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々、時々雨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月03日

そして特に記す

いちにちに何個もエントリーを立てるのは気が引けるけれど、これは書かなくちゃいけない。


9月7日は、TSUTAYA西院店でボロフェスタのプレイベント。デビューアルバムをリリースしたばかりのshiba in carのレコ発インストアでもある。


西院店では、4年働いた。
最新型の音楽も、JAZZの面白さも、あの店で教わった。

歌うのは2度目。前回は西院フェスだった。
今回は、今年「ボロフェスタ」と冠のついた最初のイベント。

西院店のスタッフでもあり、ボロフェスタのスタッフでもあるアンリが、きっかけを作ってくれた。
タワーレコードのインストアなどと違って、ツタヤにはPA機材なんてもともとない。フロアもインストアなんて想定せずにできているから、いちいち什器を大移動させなくちゃならない。営業という面だけで見るとメリットよりもデメリットのほうが多いかもしれないインストアライブ、しかも3組も出るボリュームの多いこのイベントは、もちろんお店側の協力、加えてTSUTAYA本社の力添え(西院店だけでなく烏丸五条店のレンタルフロアにも「ボロフェスタコーナー」があるらしい。驚いた)、そしてshiba in carのレーベルオーナーDai-chanのおかげで、出来るようになった。

shiba in car、僕のほかに、choriが出てくれる。また今年からスタッフに加わったヨーロッパ企画の若手、ソリ松が司会。PAは岡村ちゃんだ。その裏で、同じ日にSCRAPチームは京都音博の宝探しゲームをやっている。その滅茶苦茶な感じがまたボロフェスタっぽい。

日本一狂ったD.I.Y.フェスが、日本一狂った(これはもちろん褒め言葉だ)ツタヤから始まる。そういえば今日、素敵なニュースが飛び込んできた。今年も面白くなりそう。



posted by youcan at 16:33| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

明日からのライブ

明日から、ライブが4つ続く。

ボロフェスタのこと、店のこと、ほかにもいろいろと並行して進めている物事がたくさんあるので、完全にこの96時間を音楽にささげることはできないけれど、でも、せめてあのわずか数十分のうちだけは、耳や喉やこころをギリギリまで使って打ち震える喜びを手にしたいと思う。すべての場所で。すべてのステージで。

お時間のあるかたは、どれでもいいから、目撃しに来てください。
その瞬間にあなたの聴いたゆーきゃんが、その瞬間のゆーきゃんです。


・9月4日(木)渋谷O-nest(http://shibuya-o.com/category/nest)
出演:よしむらひらく第一バンドセット
   nojico
   タニザワトモフミ
   ふくろうず
   ゆーきゃんwith music from the mars
開場18:00 / 開演18:30
前売¥2,000/当日¥2,500 [要別途1Drink代\500]


・9月5日(金)京都紫野SOLE CAFE(http://www.solecafe.jp/)
出演:shibata emico
   永尾蕗子
   ゆーきゃん
開場18:30/開演19:00
前売¥1,500/当日¥1,800 [要別途1Drink代\500]


・9月6日(土)名古屋池下club UP SET(http://www.club-upset.com/)
出演:明日、照らす
   パノラマループ
   Bob&Carnivals
   ゆーきゃんwith坂本健太郎
   OPENING:里帰り
開場18:00/開演18:30
前売¥1,800/当日¥2,300 [要別途1Drink代\500]


・9月7日(日)京都TSUTAYA西院店
TSUTAYA西院店インストアライブ feat.ボロフェスタ
出演:shiba in car
   chori
   ゆーきゃん
開演15:00  入場無料

posted by youcan at 15:53| Comment(1) | TrackBack(0) | 日々、時々雨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

TRAIN

こころを強くもつこと。

電車に長く揺られると、やがて内臓や脳から疲労してしてゆくのだろうか。起きていられなってしまう。
眠りつかれてあたまも痛くなって、それでも目を閉じていると、ときどき自分の不完全さや支離滅裂さが、まるで壁が崩れてあらわになるかのようにはっきりと見える気になることがある。
いま自分を取り巻いているよくないことや不安、自分自身がもたらした馬鹿げた状況、とにかく目をそらしたくて仕方の無いこと一切が、まるで瓶が倒れて転がったみたいにこぼれ出して、横隔膜あたりに汚れたしみをつくるのがよくわかる。

面白いのは、そのときそれを見ている自分が、だからといって逃げ出したり投げ出したりはできないのだと、はっきり自覚しているということ。
あと数時間も続くに違いない揺れと、電車が停まるたびに増えたり減ったり乗り降りを繰り返すひとの波を感じながら、ひとつひとつ、ゆっくりと、もう一度壁を塗りこめて、瓶に詰めなおす作業をする。
電車を降りたらしなくてはならない電話やメール、まとめなおさなくてはならない懸案を数え上げる。

車窓は静岡あたりののどかな鮮やかな茶畑を過ぎて、
だんだんと沼津や熱海といった港町の海空を映すのだけど、もう日が暮れかかっているその色は独特だ。ここニ・三日のあいだなぜか「夜の青さ」ということばが折に触れて思い浮かぶのだけど、海辺で見る宵の口の空はほんの少し緑がかって、水と空が交じり合ったのだろうかという気になる。
日の暮れる間際の海岸の景色を見たくって、氷見線にやたらと乗りたがっていた子どもの頃。学生時代に小豆島かどこかでぼーっと眺めていた(サークルか何かの合宿だった気がする。僕は宿代を払うお金が無くて海岸で野宿したのだった)あの空。去年の九月、福岡から大阪へ帰るときに乗ったフェリー、二等客室の揺れに耐えられなくって僕は十時間近くをひたすらデッキで過ごした、そのとき黄昏はあまりに抽象的なフォルムをしていたのだっけ。

僕は、知っている。
なぜここにやってきたのかを、知ることはできない。
ここにやってきたそのほんとうの意味を、まだ知ることはできない。
面倒なことばかり、うまくいかないことばかり、何かを始めてはひとに迷惑をかけ、なにかに固執してはひとを傷つけて、それでいて結局は何を望んでいるのか、じつは自分自身がいちばんよく知らない。

小田原で、DSに興じていた隣の学生が降りる。
横浜で、仕事の良く出来そうな、自信に溢れた若い背広の二人組が向い側に座る。
品川で、僕は降りる。
この途切れ途切れの連鎖が、世界を作っているのだった。
この中途半端な断絶のような隔離のような距離感が、わたしたちの間を満たす細胞液なのだった。

そうだったのだ。

一切は、ここからはじめられなくてはならない。
ここから、僕もきみもあらゆる手段を講じて手を伸ばし、爪を立ててゆく。

忘れてはならないことがふたつ、
こころを強くもつことと、
いつだって弱さを罪だと思わぬこと、または美しさだとも思わぬこと。弱さは弱さであって、美でも咎でもない。
posted by youcan at 01:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々、時々雨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする