2009年08月28日

そういえば

まだお知らせしたことがなかったなあ。

BCCKSという電子書籍のサイトで、「ゆーきゃんからの手紙」という企画をやらせてもらっている。

recommuniで音源が配信になるひとたちに、普通のインタビューよりすこし込み入った質問を、書簡形式でぶつけるという内容。


今回は京都の友人、キツネの嫁入りとのやり取り。

http://recommuni.jp/feature/index.php/20090823


表現に誠実なひとのことばは、いい。
全然違うのだが、マドナシ君の返事に僕はなぜかアラン・シリトーの小説を思い出した。

読んでみて下さい。「ひと」を知ってから音楽を聴くのも、また喜びの一つだと思います。



posted by youcan at 15:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々、時々雨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月26日

無題

先週の話になるけれど、
木曜に中目黒で一緒だった前野健太のライブが、
とてもよかった。


ありがとうと云えばありがとうになるのではなく
愛してると歌えば愛してるになるのではなく
リアリティに近づく方法は決してリアリティを声高に叫ぶことじゃない-

それをはっきりと思い出させてくれる、
でも絶対にそれを放棄していない、うたを聴いた。


前日に下北沢で観たロボピッチャーととうめいロボのときにも思ったのだけれど、
ことばの重みと「音価」のバランスを大切にしている人たちが、好きだ。
響きと意味の出会うところ-なぜここでこの詞がなくてはならないか、感じながらうたをつむぐ人が好きだ。


うたには「歌」と「詩」がある。
「歌」は音楽で「詩」は意味、はっきり分かれたうたのなかにも素晴らしいものはたくさんあるけれど、
「詩」そのものが音楽であることを自覚している「うた」を、僕は愛する。


ただし、翻って自分にそれが出来ているかと問われると、ただ赤面するしかない。
とにかく素晴らしいうたを聴けて嬉しかった、そして僕ももっと頑張らなくては、と思ったという話。


明日はlete。mojocoと二組でやります。
8時半ごろからゆるゆる始めますので、お時間のある方はぜひ。



posted by youcan at 17:13| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月16日

きのうを葬るなら

さっき京都に着いたところ。

昨日は87歳の祖母と話したり(孫の顔と名前が一致しなくて困っていた)AMラジオを聴いたり久しぶりにヘミングウェイを読み返したり墓参りに行ったりした。


誰かが罪せられるとすれば、
それはいつだって過去からだということに気づく。
けれど、

赦しも感謝も賞賛も、あらゆる栄光はきっと「いま」だ。

祖母は集まった孫の顔を見回して、
わたしほどの幸せ者はいない、と確信に満ちた顔つきで言った。

僕は彼女のあの表情を、忘れないと思う。



今日はボロフェスタの始まり。最高の瞬間が、すべてのひとに訪れますように。
posted by youcan at 10:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々、時々雨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月05日

SU: "Re.PEAT"

JJと一緒にやっているレーベル「JUNK Lab Records」からの新譜。

名古屋のトリオ、SU:のアルバム"Re.PEAT"が発売になった。
リハの合間に京都と梅田のタワーレコードを廻って、試聴機で聴く。何度も聴き返した作品だけど、こうやって店頭で聴くと感慨深い。

音楽を奏でるという行為は、その先に誰かが居てこそ成り立つのだと思う(媚びることとも、見おろすこととも決して違う)。規模や距離では計れない、単純な泣きや笑い、救いや励ましとも違う、[わたしが奏で、あなたが聴き、そして繋がる]という厳然たる事実。ただ、その糸の強さと確かさを信じたいと思う。

どうか聴いてみてください。L.E.やゆーきゃんとは違いますが、ストイックでコズミックで、ほんとうによい作品だと思います。
http://www.junklabrecords.com/news.html





posted by youcan at 21:33| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする