いや、べつにChildrenと呼ぶ相手もおらず、そもそもなんにも大したことはしてないんですが。
すばらしい仲間たち、たのもしい後輩たちがすてきな作品をリリースすることは、ぼくにとっても大きな励みです。
サンレインを譲ってしまったので、もう直接的な方法で彼らをサポートすることはできず(せいぜい「買う」ことくらいか)、遠くにいると応援の声もなかなかダイレクトには伝えにくくて、すこしもどかしい思いをしています。
ありがたいことに、推薦コメントをほしいという声がいまでもあって、必死で作品を生んだ彼らの期待に応えたいと、うんうん唸りながら、あたまを抱えながら、PCに向かいます。
今日、京都のBAA BAA BLACKSHEEPSという4人組が初の全国流通盤をリリースしました。『リハビリテイション』というタイトルの11曲入り。端正でオーソドックスなギターロックのなかに、病的な自意識との葛藤や振りきれそうな感受性の悲鳴、そしてそこから脱出することへの希望などを丁寧な日本語詞で綴っています。ぼくが寄せたコメントは、なんとオビに使ってもらえました。
http://baabaa.info/ そういえば今日発売日だな、と思い出して、最近めっきり開かなくなったtwitterでBBBSのアカウントを覗いたんですが、メンバーのはしゃぎようになんともほほえましく、懐かしい気分になりました。ちょうど十年前、『ひかり』のときののぼくもこんな感じだったなあと。お母さんからのLINEのメッセージの画像が上がっていて、うるっときたのが少しくやしい。
そして、今朝もうひとつオビ用のコメントを書きました。白波多カミンちゃんのセカンド『くだもの』です。元ミドリのハジメくんやら、奇形児のHIROSHIさんやら、果ては坂田明さんまでが参加したバックバンドを物怖じすることなく堂々と従えた感のあるカミンちゃんのうたは、歌詞も歌唱もファーストの頃から格段に成長していて(ここで書きすぎるとオビの意味がなくなるので店頭で確認してください)、うわー、若いっていうことは育つってことなんだよなあと舌を巻きました。全曲オープンリール録音というのも羨ましいです。アナログの音質が声にすごくハマってました。こちらは4月16日発売。
http://www.hmv.co.jp/artist_%E7%99%BD%E6%B3%A2%E5%A4%9A%E3%82%AB%E3%83%9F%E3%83%B3_000000000466666/item_%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%82%82%E3%81%AE_5703611 もうひとつ、すこし遡って2月22日発売の一枚。ボロフェスタの主催メンバーにも名を連ねているAmia Calvaのフルアルバム。二本のギターの絡み合いを基軸にした、日本語オルタナティヴ・ロックは、90年代育ちのぼくには懐かしくも新鮮な響きを持って届きました。じつはこの作品、オビのコメントだけではなくて、2曲ゲストコーラスで参加しています。当然ぼくのコーラスが普通な使われ方をするはずがなく、スタジオSIMPOコイズ氏の手際もあって結構おもしろい仕上がりになりました。いまのところライブ会場限定とのことですが、そのうち流通にも乗るんじゃないかな。手に取ってみていただきたいです。
http://amiacalva.tumblr.com/works 直近での寄稿活動報告はこの三件ですが、一昨日のleteに遊びに来てくださった遊佐さん(壊れかけのテープレコーダーズ/古宮夏希&コークスが燃えている!)が、昨年末リリースのコークスのアルバムに寄せたコメントのお礼を言ってくださったのが、なぜかとてもうれしかったです。ミュージシャンが重ねた努力にちょっとでも浮力をあたえらたらと思って書いたことばが、本人たちの励みにもなっていると教えてもらうことは、非常にしあわせなことだなあと思いました。そういえば白波多カミンちゃんはファーストにもコメントを寄せて、オビにはJOJO広重/bikke(ラブジョイ)/ゆーきゃんというたいへん恐れ多いラインナップでの掲載でしたが、今回も(レーベルオーナーである広重さんの肝煎りもあり)声を掛けてもらえました。点ではなく線で、その場限りの盛り上げ役ではなく、ひとりの解釈役として信頼してもらえているんだなあと、プレッシャーと共に、おおきな報われた感を味わっています。
さて、ツアーもそろそろ大詰め。明日からは京都と高知の2デイズ二連戦です。前回の高知では桂浜にてうっかり携帯電話を波にさらわれてしまったので、今度はそんなことがないようにくれぐれも気をつけます。
あ、そうだ。高知から戻って18日(火)には、なんと名古屋にて泣きのもう一回をやらせていただけることになりました。高知で共演する白波多カミンちゃんも再度。企画してくれたツルくんにはもはや感謝しかありません。がんばろう。そして楽しもう。
■2014年3月13日(木)京都 木屋町 東北酒肴EAGLE *旧ラクボウズ 木屋町店
ゆーきゃん
開場 19:00 / 開演 20:00
投げ銭(1ドリンク代別途)
*ノンマイクでのアコースティック・ライブです
■2014年3月14日(金)京都 木屋町 ディラン セカンド
中村佳穂
西 洋彦
ゆーきゃん
開場 17:00 /開演 19:00
2,000円(1ドリンク代込)
■2014年3月15日(土)高知 風街
白波多カミン
shiho
ハナクソ
足袋猫
Mr.X
ゆーきゃん
開場 18:30 / 開演 19:00
1,500円(1ドリンク代別途)
■2014年3月16日(日)高知 キャラバンサライ
白波多カミン
カワムライオット
大谷ダイゴ
グッバイ研究所
サンダルズ
ゆーきゃん
開場 16:30 / 開演 17:00
前売1,500円 / 当日2,000円(1ドリンク代別途)
■2014年3月18日(火)名古屋 Cafe&Bar drawing
ゆーきゃん
白波多カミン
BGM:TSURU(N2B / Kompis)
料金:1500円(1ドリンク付)
時間:open 19:30 / start 20:00
【お問い合わせ】
Cafe&Bar drawing:052-386-1542
(名古屋大学裏、名城線名古屋大学駅1番出口より徒歩5分)
http://cafebardrawing.tumblr.com/drawing.cafebar@gmail.com
■2014年3月23日(日)富山 HERE WE ARE! 45 CAFE
ゆーきゃん
開場 18:30 / 開演 19:30
1,500円(1オーダーお願いします)
posted by youcan at 01:02|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
お知らせ
|

|