DE DE MOUSEの出演がキャンセルになった。
扁桃腺の腫れと高熱がひかなくて、入院したということだった。
メールが来たのは一昨日だった。その前の土曜日にメトロで彼が「しんどい」と言いながらプレイしていたのを見ていたので、大丈夫かなとは思っていたのだけれど、まさか入院とは考えなかったので、とにかくおどろいた。
とても残念だったし、楽しみにしていたお客さんのことを考えると暗い気持ちにもなった。
でもきっと、いちばん辛いのは当のDE DE MOUSEくんだと思う。
いまは「不明」と言われたという原因を早く突き止め、恢復してほしいと願うだけ。元気になったらまた一緒にやりましょう。僕はあなたの音楽がとても好きです。
がっかりしてばかりもいられなかった。
この日を楽しみにしていたお客さんのためにも、DE DE MOUSEの穴を埋めてくれるような素晴らしい出演者を探そうと、各方面に電話攻勢をかけた。
SECOND ROYALから看板アーティスト、HANDSOMEBOY TECHNIQUEこと森野義貴さんが駆け付けてくれると言う。 田中亮太くんは大阪でGrooverというパーティをオーガナイズしているseo makotoくんを紹介してくれた。
変更後のラインナップはDJ寄りになった分、浴びるように楽しむ音楽の喜びを、より強く感じられるようになったかもしれない。
もちろんライブだって充分に濃密だ。
いま一番旬なダンスミュージックを独自のポップスに昇華させるアナは4年ぶりの呼びかけに快く応えてくれた。フジやメタモルフォーゼを経験して大きくなったはずの、monocismの荘厳とさえ呼べるほど大きなシューゲイザーサウンドは一度audio safariにぶつけてみたかった。もちろん僕らも最高の演奏をして、audio safariに、最高の「おめでとう」を言って。最高の演奏を聴きたい。
ダウンロードが新しい音楽フォーマットになりつつあるいまでも、CDを出すこと、日本中の音楽好きが手に取るかもしれないCDを世に送り出すことは、ミュージシャンにとってかけがえのない経験だと思う。
そのときのメンバーがそのときの空気を最大限の努力て奏でた数十分間をパッケージした、きらきら光るディスク。それがお店に並び、誰かがそれを聴いて、何かを感じてくれるということを知ったとき、喜びは何ものにも換えがたい。
この日、梅田まで足を運べる人。
どうか一緒にお祝いをしに来て下さい。
2007.11.18 (sun)
aka rui heya -audio safari 1st album "ウルノソラ" release party-
LIVE:
audio safari
アナ
monocism
ゆーきゃん meets あらかじめ決められた恋人たちへ
DJ:
森野 義貴(HANDSOMEBOY TECHNIQUE)
田中亮太 (mogran'bar / CLUB SNOOZER)
seo makoto (Groover)
FOOD:
中崎町 R cafe
OPEN / START 17:30 (CLOSE - 23:00)
ADV.\2,300 / DOOR \2,500 (without 1 drink)
INFO: 06-6343-8601 (Shangri-la)
http://akruiheya.moonlit.to (ゆーきゃん)
チケットの取り置きは、ホームページの予約フォームで受け付けています。
http://akaruiheya.moonlit.to/live.html