2008年06月05日

六月の断片

地上では走査線のように日常が街を網羅し
あたりまえのことを見失った僕らをあっさりと絡め取った

次の階段に次のステップに次のレベルに登るひとたちを
ぼんやりと見上げては転げ落ちる朝に酔いどれた影だった

弱さは罪
弱さは罠
そういうものを愛したきみもまた愚か
昨日の異能も偉業も修行もなにひとつ残らないまま
梅雨の晴れ間のように笑いましょう
破れたビニール傘のように笑いましょう

そして地下鉄は往き
ここに残るのは等間隔にひっそりと咲いた
都市に求めあう日々の木霊だけ
いつか笑ってただいまと言える夜を待っている



posted by youcan at 10:08| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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