2015年01月06日

HELLO HELLO IT'S GOOD TO BE BACK

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 2015年が始まりましたね。

 毎日を流れる時間の総量は変わらない、変わったのは日々の速度に肌で触れるきみ自身の感度のせいだと、どこかで読んだ本に書いてありました。
 今年はどんなふうに流れ去って行くのでしょう。ぼくたちは何を掬い取ることができるでしょう。

 年末は仕事納めも早々に福岡まで飛び、名古屋へ行き、京都でも三本ライブをしました。打ち上げも、そのあとも続く夜遊びも、できることは全部やりました。寝る間も惜しんで、とはこういうことを言うのだろうと思います。
 旅をすることのなかには、いろいろな行為が含まれています。空気に触れること、景色に出会うこと、人に出会うこと、お酒や食べ物、ミュージシャンにとっては音楽を奏でることも聴くことも含まれる。2014年の終わり際、ぼくは一年間の不足分を埋める勢いで旅をしました。少々欲張りすぎたらしく、富山に戻って風邪をひきました。ほんとにばかだなあ。

 そういえば、去年は、ぼくにとって活動開始から15年、ファーストアルバム『ひかり』のリリースから10年にあたる年でした。こういうことを後から言い出すのが我ながらまた格好わるいのですが・・・ともかく、節目にあたる年のさらに大詰め、12月29日に名古屋のバー”Hunny−Bunny”で「ソフテロ、YOK.、ゆーきゃん」というラインナップのライブがありました。

 YOK.さんは、知り合ってまだ3年にも満たないのに、なんだか不思議な親近感を覚えるSSWです。とくにこれといって深い話をするわけでもないのですが、歌との距離感やイメージの描き出し方がぼくの理想に近いからでしょうか。そして何気ない話のなかで、はっとするようなことを彼女が言うからでしょうか。
 昨年の2月、その時は間違いなく休業するつもりで「当分最後の名古屋!」という触れ込みのもとに開催したライブ(奇しくも今回と同じくTSURUくんに主催とDJを頼み、ryoheiさんのお店drawingが会場でした)に来てくれた彼女から、別れ際に貰ったことばは「どうせ、すぐ戻ってくるよ、ゆーきゃん君。やっぱりやめられませんでした、とか言って。そしたら、ばかだなーって笑いながら拍手で迎えてあげる」でした。そして、実際そんな風になってしまうのですね。はい。ばかです。でも一年経って、ただいま、やっぱり無理でしたよ、という報告を彼女にきっちり伝えられてよかったです。
 久しぶりに見たYOK.が素晴らしかったことも特記しとかなくちゃ。今更詳しく思い出すのも面倒なので突き詰めはしませんが、昨年の私的ベストアクトではないかと思うくらいです。あれほど丁寧かつナチュラル、繊細なのに素朴で、奥ゆかしいアイディアと奇をてらわないスタンダードがぴったりと同居した歌は、なかなか聴けないんじゃないかな。

 ソフテロ石川君は、同い年です。知り合って14年になります。実は、ゆーきゃんが京都府外へライブに出かけていった最初の土地は名古屋でした。そしてそのときの共演がソフテロだったのです。
 石川君の歌は、変わっていませんでした。60年代ブリティッシュもマイアミソウルもNRBQもスーパーチャンクもぜんぶ飲み込んで、でも結局は自分なりにしか歌えなかった、不愛想で心優しい歌。初顔合わせで演奏したのと同じ曲を、石川君は歌ってくれました。ぼくが彼のライブを見たフロアでの位置、打ち上げで話したこと、宿を取っていなくて心配をかけた主催のシルヒさんの顔、ライブハウスの前で写真を撮ったときの暑さ、めちゃくちゃに混んでいた十八きっぷ、自業自得の泥沼みたいな失恋(これは余計か)、一度にぜんぶ、思い出しました。まさに夢から覚めたみたいに。 

 彼が、その日のことをブログに書いてくれています。とても素敵なので、読んでみてください。
 http://blog.livedoor.jp/softero/archives/52057636.html

 ステージから石川君に向かって「つづけるよね、死ぬまでやるよね」と呼びかけたとき、一番びっくりしたのは、間違いなくぼくでした。照れもせず、臆することもなく、かといって高揚することもなしに、まさかあんなことをあんなに平穏な気分で言えるとはね。

 石川君がブログの中で書いている「音楽の側」という表現。
 うん。たしかに、いま、ここに居られて、心からうれしいと思っています。

 ぼくにとって(みんなにとってもそうだと思います)去年はいろいろあった年でしたが、一番大きな変化は「あなたにとって音楽とは何ですか?」という問いに対する答えでしょうか。いまは、胸を張ってこんなふうに言える−音楽は趣味です、そして生きる糧です。

 手段にならず、犠牲にならず、
 目的が目的でしかないことは、なんと幸福なことなのでしょうか。
 ぼくは、2014年、音楽との心地よい関係を取り戻したのだと思います。
(それが正しいというわけではなく、ぼくと音楽との距離は、このくらいがふさわしいということです。それがぼくにとって「音楽の側」に帰ってくることだったのだと。)

 願わくは、どんなことにおいても、大切なものとの関係は、それ自体を目的としてありますように。ほかの何かのために何かを使うのであれば、それはもう、きみにとってほんとうに大切なものとは言えないのですから。

 さて、慌ただしく駆け抜けた年末から一転、2015年のゆーきゃんのライブはまだ一本しか決まっていません。2月7日(土)、金沢アートグミにて、TOPSの来日公演(なんと初日!)に出演させていただきます。

 それ以降の予定は未定。春が来るまでにレコーディングを始めたいと考えているのですが、玄さんをはじめ、メンバーの都合もあるのでどうなるかはまだわかりません。でも、いい曲は着々とできていますよ(30日に生で聴けたみなさん、あれはまだ一部ですが、「ゆーきゃんの新曲、やばかったで…」と言いふらしておいてください。ハードルを越えられるように頑張りますので!)。早くみんなに聴かせたいな。

◇2015年2月7日(土)金沢アートグミ
「Magical Colors Night」
開場16:30 / 開演17:00
前売2,800円 / 当日3,300円 / 学生2,000円(共に1ドリンクオーダー別)

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TOPS(Canada)
SOUR
Turntable Films
OLDE WORLDE
ゆーきゃん
DJ 岡村詩野

チケット予約 / 詳細お問い合わせ
magicalcolorsnight@gmail.com
(予約の際は@お名前 A連絡先 B枚数をご明記ください) 

*タワーレコード金沢フォーラス店、TSUTAYA金沢店、新星堂アピタ松任店にて「2.7 Magical Colors Night 出演アーティスト無料サンプラーCD」が入手できます。ゆーきゃんはTurntable Films「evil tongue」のカヴァーを提供しました。ライブと併せて、ぜひ。各出演者の詳細は↓の画像を2度ほどクリックしてみてください。
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posted by youcan at 17:38| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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