2014年08月03日

黄金色してた あの日を見てるだろう

 ひまわりを貰いました。

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 配属先はちがうけれど、同期の新人たちによる、研修グループ仲間で(この説明、わかるかな?)、あるプロジェクトを動かしてみた、その打ち上げの席でのことです。

 内容はさておき、枠組みはいままで作ってきたイベントとよく似ていましたし、職場では<新人>扱いながらも無駄に齢を重ねてきたわけですし、で、なんとなくぼくが中心になって物事をすすめていくことになったのですが、ぼく以外の13人はみんな頭の回転も早く、アイディアも豊富で、熱意があり、なによりオープンなマインドをもっていて、結局は「どうします?そうですね、そうしましょう、任せました」みたいなことしか云わなかった気がします。2ヶ月ちょっとの準備期間、仕事が終わってからファミレスで集まったり、会議が長引いて(ひとりのスタッフに)デートをキャンセルさせてしまったり、真夜中に電話がかかってきたりと、こっちの世界でもボロフェスタみたいな感覚にだんだん近づいていってるのに気付いて、ふと笑ってしまいました。もちろんボロフェスタと違って悪戦苦闘の先に圧倒的な音楽が鳴ったわけではありませんし、ただの研修の一プログラムなわけで、誰からもご褒美を貰えたわけでもない。でもそんなことは二の次、とにかく、誰かと一緒に、誰かのための場所を作るということ、そこにある純粋な喜びはどこに行っても変わらないのだな、と実感したのです。

 つねに<一緒に何かを作っていて楽しいヤツ>でありたいです。十何年も関西に住んでついにノリツッコミひとつ覚えられなかったばかりか、富山弁の会話のテンポにも戸惑い、失語症のリハビリみたいな日々はいまだに終わらないんですが、作るということを通じて交わされるコミュニケーションは、どんな饒舌にもまさるのだと思います。パンがなければケーキを食べればいいじゃない、そして、ユーモアがなければクリエイティブであればいいじゃない。

 そんなわけで、誰かと作るということに絡んで、この先の予定をすこし。

 ○ボロフェスタのチケットが間もなく発売になります。
 先日も書きましたが、今年はボロフェスタの明日を担う若者たちが、例年にも増して、表に出てがんばっています。昨日は西院フェスでチラシ配りをしたそうです。このブログを書いている間にもメーリスでは様々な意見が飛び交い、ぼくは「そう、それそれ!」とか言いながら見ていることが多くなっています。
 個人にとっても組織にとっても、変化に対応すること、創造的に変化すること、そして同時に掛け替えのないものを絶対に変質させないこと、この鼎立は、とても難しいです。ボロフェスタが12年も続いた理由は、おそらく変化と不変のバランスを絶妙なところで見極めてきたからでしょう。そして、そのバランス感覚を、ぼくはおこがましくもJJかぼくあたりが持っていたんだろうと思っていたんですが、どうも違うようです―それは、ボロフェスタに関わるスタッフみんな根底に流れている共通の感覚、あるいはボロフェスタという生きもの自体が持っている適応能力なのかもしれません。
 小難しい話になりそうなのでこの辺にしておきますが、とにかく、みなさん、今年もボロフェスタをよろしくお願します。今後の出演者発表には旬なひとたちが控えていて、あれよあれよという間にチケットは売り切れる可能性があります。お早めにどうぞ。



 ○こんなイベントがあります。

「狂言綺語 第2回」

2014年9月13日(土)富山能楽堂

<出演>
LAKE(from U.S.A / K records)
ogre you asshole
fusigi
smoug

and more...

開場 13:00 / 開演 14:00
3,500円(メール予約のみ/当日未定)

予約/問合せ
kyougenkigo@gmail.com


 ぼくの最後の夢、Kレーベルの看板アーティスト、LAKEの来日公演・富山編はなんと、能楽堂が舞台です。
 こっちに帰ってきて、初めての自主企画となります。とはいえまだ富山の音楽事情もよく知らないままに走り出すのは怖いな…と思い、smoug / TOKEI RECORDS の山内さんに相談したところ、ころころと話が転がり、こんな感じになりました。シチュエーションも、ブッキングも、他にはないものになったと思います。
 LAKE、前回はデュオでの来日だったんですが、今回はバンドセットとのこと。ジャパンツアーの全日程で一番楽しかったといってもらえるはず!富山のみなさん、北陸のみなさん、北陸の外のみなさん、ぜひ遊びに来てくださいな。
 

 ○新しいアルバムに向けてレコーディングをします。今度の土日には山梨へ行って、録音のやり方や、曲のアレンジについて、玄さんと打ち合わせをする予定です(田代くんも来れるかな?)。『あかるい部屋』は、水が高いところから低いところに流れるように出来上がった作品ですが、今度の作品は、水路を通り、様々な景色を抜けて、やがて海に向かう、そんな感じのものにしたいな。
 いつ頃にリリースということは、全然考えていません。基本的にじっくり、ひらめいた時はひらめきに任せて、ほんとうに聴かれるべき音を掘り起こしながら作っていきたいと思っています。ミュージシャンのみなさん、だしぬけにぼくから弾いてくれとか、吹いてくれとか、歌ってくれとかいう電話がかかってきてもどうか驚かないでください。


 ところで、ぼくにとって、ひまわりを扱った曲といえば断然これ。何度かカヴァーを演奏したこともあり、いつだったか、イベントのリハ終わりで一緒になったLOSTAGEの五味くんが突然「あのカヴァー、よかったわ」と声をかけてくれたのがとても嬉しかったのも憶えています。たしか一度、来日予定があったのが、キャンセルになったんじゃなかったかしら(心斎橋のクアトロに来るというのでチケットを買ったけど、行けなかった)。今年のATP、アイスランドでのライブの映像が上がっていました。万が一この人たちが来日して、富山公演をやらせてもらえるとしたら、死んでもいいかもな…大げさかな。この曲、やってくれるかな。

posted by youcan at 16:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々、時々雨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月06日

ルウナ(ウミウマ)

 こころの底に沈めたいつかの静かな錘から、冬のキャンバス、銀色の空に刻んだ未来の点まで真っすぐ繋いで、ほら、夜を登って真っすぐ繋いで、滑り降りて笑うんだ。街でいちばん無邪気なふたりだよ。
 宝物ならみんな友だちに預けてゆけばいい。あたたかいコトバだけをポケットに入れて歩き出せばいいのさ。町はずれの凍えそうな公園、月の光、ジャングルジム。影を浮かべていまもそこでゆらゆら歌ってる。
 灯りが消えたらもう一度だけ輪になって、舗道にこぼれる取り留めもない日々の泡を拾い集めて、高く放り投げて駆け出すんだよ、遠くなってゆくだけの「またね」約束の代わりにさ。
 かさなる靴音。かさなる幾つもの淡い影たち。ひかりのたてがみは流れる雲の、空のうらがわまで眩しいほどに世界の頬を撫ぜて走る。だからマフラーをもう少しゆるめて耳を澄ますんだよ。



posted by youcan at 20:49| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月07日

YOU ARE ALWAYS NEEDED



 送られてきたアカペラの音源が、どういうわけだかニーナ・シモンを思い出させて、実家にあったレコードを取りに帰って聴きました。実際にはふたつの曲もふたりの声も似ていないのに、なぜか重なる。音楽ってたまにそういうことありますよね。
 ニーナが冒頭に" Darling, you always needed"と歌っているところを、ぼくは聴き間違えて"are"を入れてしまいました。いや、聴き違いというより、そんな風に云われたかったのかもしれません。なんだか、ずん、と来たので今日のタイトルにします。これ、文法的には間違ってるのかな、いや、あってるよな。まあどっちでもいいか。

 明日の「めざめ」に向けて、レコードやCDを選んでいます。ほんとうは仕事のやり残しがいっぱいあって、月曜日までに出さなくちゃいけない宿題も貰っているんですが、久しぶりに全力で現実逃避中。しかも何を掛けるか考えていたはずが、ただ好きな曲を渉りあるくだけでもうこんな時間です。本末転倒なことといったら、もう。

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「めざめ」
6/8(日)
at ほとり(富山県富山市中央通り1丁目2-13-2F)
出演:WATER WATER CAMEL,ASUNA
DJ:ゆーきゃん
ごはん:niginigi
開場:18:30
開演:19:30
料金:3,000円
予約:o.awakening.jp@gmail.com
※お名前、人数、電話番号を明記の上、メールにてお申し込みください。ご予約受付メールをお送りします。


 正直に告白しますと、現実逃避なんて云いだしたらすべてがそんな感じでして、家に帰ってからはあったかいお風呂に入ること(車で15分行ったくらいにある温泉が最近のお気に入りで、毎晩通っています)と音楽を聴くこと、そして次のアルバムの妄想を膨らませることしかしていません。この曲はディランのアレみたいなアレンジでとか、あの曲にはチェロが欲しいなー、とか、そうだいま書きかけの曲の終わりは金管楽器の長いソリでフェイドアウトだったら…とか、実際は時間も余裕もなく何一つ試してさえいないままに、あたまの中ではだんだん最新作が構築されていっているわけです。残念ながら来週からしばらくは仕事もさらに忙しくなりそうで、妄想の余地すらなくなってしまう予感におびえつつも、とりあえず明日キャメルのライブのあとで、玄さんにつらつらと話してみようと思います―そして夏は休暇をとってレコーディングだ!それだけを楽しみに、まさに「夏まで生きていようと思った」を地でゆくように暮らしてゆこうっと。

 と云いつつ、夏より先のことにもちょっと触れておきますね。
 まず、立ちあげをお手伝いした東京・初台でのイベント「廃病院パーティ」が最終回を迎えます。

 http://obakenante.com/haibyouinparty3/

 前回はちょうど就職活動と重なってしまって参加できなかったのですが、今度は出演というかたちで戻ることができそうです。しかも、ただ歌うだけではなくて、いろんな面白企画にも誘われています。詳細はまだですが、関東方面のかたはいまから楽しみにしていてください。出演者も豪華ですよ。

 そして、ボロフェスタです。先日JJから「おまえ、いつまでサボってんねん!」とお叱りの電話がかかってきました。そうです。彼の口癖は「忙しいは、やらへんことの理由にはならん」でした。その一言で我に帰り、眼を皿にしてブッキングのリストを読み、メールでアイディアを流しました。いったん目が覚めてしまえば、ここに自分の根っこがあったことをいやと云うほどに思い出します。一方、京都でも新しい血や感性がこのフェスに流れ込んでいるようでして(まだメーリス上でしか会ったことのない若いスタッフもいます)、相変わらず無謀としか云いようのない思い付きを実行に移したりしている現場の空気を感じるにつけ、まだ開催までずいぶん日があるのに、はやくも当日のことを思ってどきどきしたり。「超ボロ割」は明日24時までですので、みなさんお急ぎくださいね。それにしても誰や、こんなテキトーな名前つけた奴。

 http://borofesta.ototoy.jp/v/top/


 さて、またおしゃべりが長くなってしまいました。引き続きレコード選びに戻りたいと思います。そういえば明日飲むかどうかもひとつの迷いどころでして、というのも飲むと自動車で帰れず、月曜日の通勤が面倒なことになる…と(会場のある街から職場はけっこう遠いんですね)。以前のぼくなら迷う余地なんてこれっぽっちもなかったのに、実際クルマで音楽を聴くことを覚えたからでしょうか、そんなに酒を必要ともしなくなってきていたりして、なんというか、人は変わってゆくのだなあと思っています。えい、「丸くなった」なり「日和った」なり「更けた」なり、なんとでも云いやがれい。音楽があれば、おれはそれで満足なんだよ。
posted by youcan at 17:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々、時々雨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする